プラチナカード徹底解説
| プラチナカードの魅力 |主要プラチナカード | 入会審査基準 |
プラチナカードの特長と魅力
24時間対応のコンシェルジェサービスに代表されるハイクラスなサービスを売りにしているのがゴールドカードの上を行く「プラチナカード」です。カード会社から、(通常ゴールドカードの)優良会員としてインビテーション(招待状)を受けた場合のみ申込できる、選ばれた方だけのプレミアムカードとして知られており、会員の高額決済をサポートするために、利用可能枠も高額(入会時で既に300万〜500万円)に設定されています。
プラチナカードの特徴ですが、まず、招待制による演出されたプレミア感あふれるステータス性が、やはりプラチナを求める方々にとっての最大の魅力となっているようです。プラチナカードが持つステータスパワーは、日常生活においてではなく、高級ホテルや高級レストランといった、「プラチナ」の価値が認められる場においてこそ、実感されます。
●セレブなプラチナのT&Eサービス
プラチナカードの最大のベネフィット(特典)は、海外・国内旅行保険やショッピング保険の補償額アップをはじめ、高級ホテルやレジャー施設での特別優待割引、プライオリティ・パス(世界300都市以上600ヵ所以上の空港ラウンジを無料利用できるサービス)への無料入会特典などT&Eサービス(トラベル&エンターテイメント)が強化されている点です。
プラチナカードより下位のカードが提供している高級リゾート・シティホテル優待割引サービスには、VJAグループ(三井住友VISAカードなど)の「VJホテルステイプラン」やアメックスの「アメリカン・エキスプレス・セレクト」などがありますが、それらの特典では、スイートルームが優待割引の対象となることはありません。
※一般カードがすでに超ゴールド級なダイナースクラブカードは例外的に、スイートルーム優待サービスも提供しています。
ところが、プラチナカードになると、優待対象がスイートルームなど、より上位のルームタイプになります。また、提携ホテルでは、チェックイン時に空室がある場合にルーム無料アップグレートされるということもあります。
●コンシェルジュサービス(Concierge Service)
プラチナカードのセレブなサービスとして人気なのがコンシェルジュサービスです。プラチナカード会員は、「私設秘書を雇っているかのような感覚」で、世界中どこからでも24時間、航空券の予約、ホテル・レストランの紹介・予約、公演/コンサートのチケット手配など、様々な要望を一対一で聞いて代行手配してもらえます。
例えば、大事な会食の場を急きょ手配しなければならなくなった場合や、プライベートで大事な人との上質な雰囲気のあるレストランを探したいという場合、コンシェルジュサービスなら、会員の要望にかなった場を代行予約してくれます。
巷では、「コンシェルジュデスクが予約したレストランでは、上客用の特別席がリザーブされていて、マネージャーやオーナー自らが挨拶に来るなど、特別待遇の対応を受けた」というようなコメントもあふれています。
●プラチナカードの家族カード
大半のプラチナカードは、プライオリティ・パスを除き本会員と原則同一サービスを提供する家族カードを年会費無料で発行することが可能です。※三井住友VISAプラチナカード(選択制)、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード、ダイナースプレミアムカードは家族会員にもプライオリティ・パス無料入会特典が付くようです。| カード名 | 年会費(税込) | 発行元 | インビ テーション |
プライオリティ パス |
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|---|---|---|---|---|---|
| 本会員 | 家族会員 | ||||
| 三井住友VISAプラチナ | 52,500円 | 無料 | 三井住友カード | 要 | ○ 選択制 |
| 住信VISAプラチナ | 36,750円 | 確認中 | 住信カード | 要 | 確認中 |
| シティVISAプラチナ | 52,500円 | 無料 | シティカード | 要 | - |
| デルタ スカイマイル シティ プラチナVISA |
58,800円 | 無料 | 要 | ※ | |
| 日興プラチナデビットカード | 21,000円 | 日興コーディアル証券の口座所有者 向けVISAプラチナデビットカード。 |
不要 | - | |
| JCBザ・クラス | 52,500円 | 無料 | JCBおよびJCBグループ 各社(さくらカードなど) |
要 | ○ |
| 《セゾン》・プラチナ・アメックス | 21,000円 | 3,150円 | クレディセゾン | 不要 | ○ |
| マイレージ・プラス 《セゾン》プラチナ |
37,800円 | 9,450円 | 不要 | - | |
| SBIプラチナカード | 31,500円 | 1名無料。2人目以降5,250円 | SBIカード | 不要 | ○ |
| アメックスプラチナ | 105,000円 | 無料 | アメリカン・エキスプレス | 要 | ○ |
| ダイナースプレミアム | 100,000円 | 無料 | ダイナースクラブ | 要 | ○ |
●まとめ
プラチナカードは、旅行・レジャー・エンターテイメント関連にそれなりのお金をかけるライフスタイルをもつ方々をターゲットした高級T&Eサービスを提供するカードであり、そのコンシェルジュサービスもT&E利用が多い方であってこそ、重宝するものです。逆に言えば、旅行・レジャーにお金をかけない方にとっては、プラチナカードのサービスは有効活用できる類のものではありません。
プラチナサービスをまずは体験してみたいという方には、プラチナカードとしては格安の年会費21,000円で、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(年会費105,000円)に準ずるサービスを提供している《セゾン》プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(招待状がなくても入会申込可)への入会をオススメします。
●プレミアムカード
カード先進国アメリカでは、すでにゴールドカードの大衆化は進んでおり、ステータスカードは、ゴールドカードからプラチナカード、さらにその上を行く、プレミアムカードへとシフトしています。プレミアム・カードは通常のカードよりも入会基準が厳しい一方で、利用限度額が大きく(利用限度額が事前に設定されていない)、付帯サービスも充実(コンシェルジェサービス、特別イベントへの招待、旅行時のサポートなど)しており、高所得者や優良顧客向けの一種のステータス・シンボルとみなされています。プレミアム・カード分野はこれまでアメリカン・エキスプレスの独壇場でした。アメックスはゴールド・カード、プラチナ・カード(84年米国発行、93年日本発行)、さらにはセンチュリオン・カード(通称ブラック・カード、99年発行)という一連のプレミアム・カードを発行し、それらを通じて優良顧客の囲い込みを行ってきました。特典プログラムやサービスが充実していることから、年会費を高額であるにもかかわらず、高所得者層、経営者、出張の多いビジネスマンを中心に根強い支持を得て、確固たる地位を築いています。
一方、高所得者向けのプレミアム・カードとしてVisaはSignature Card(1998年)、MasterCardはWorld Card(1997年)の販売を促進しています。これは、高所得者はカード利用額が大きいうえ、相対的に価格感応度が低く(つまり年会費が高くても気にしない)、さらに、高所得者の人数自体が増加しており、市場として魅力を増していることが背景にあります。
※参考資料:「アメリカ・クレジット・カード業界における会員維持およびメインカード化対策」(日本総研2006年9月1日)
■日本で発行されているプレミアムカード(ブラックカード)
アメックス・センチュリオン(年会費168,000円367,500円!?、アメリカン・エキスプレス発行)
ダイナースクラブ・プレミアムカード(年会費100,000円、シティカードジャパン発行)
SBIワールドカード(年会費157,500円、SBIカード発行)
などが存在します。
主要プラチナカード
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《セゾン》プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード |
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| 知れば知るほど、実力が分かる驚愕のハイコストパフォーマンス・プラチナカード。アメックスのプラチナ優待特典に関心のある方やJALマイラーには特にオススメ。詳細>> |
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| ステイタス | 年会費 | 利用枠 | リボ払い金利 | キャッシング金利 |
| 《国内》7/《海外》8.8 | 【本会員】21,000円 【家族会員】3,100円 |
〜500万円 | 9.6〜12.0% | 14.5% |
| 入会資格 | ポイントプログラム | 海外旅行保険 | 買物保険 | 空港ラウンジ |
| 学生、未成年を除く 電話連絡が可能な方 |
1,000円=1.5P/2P 無期限有効 0.75〜1.0% |
【海外】1億円 【国内】5,000万円 家族:原則同額*1 |
300万円/120日間 免責なし |
国内23空港 プライオリティ・パス |
| ・プラチナならでは365日24時間対応の≪コンシェルジュ・サービス≫ ・プライオリティ・パス:世界300空港・VIPラウンジ600カ所以上を無料利用 ・アメックス(プロパー)のプラチナ優待特典に準ずるプレミアム優待特典「オントレ」 ・航空機遅延費用/乗継遅延費用保険:3万円 ・航空機寄託手荷物遅延費用:10万円 ・「ショッピングマイルプラン」(通常年会費5,250円)が無料:カード利用1,000円につき10JALマイルを自動移行 ・《セゾン》アメリカン・エキスプレス・カードマイル優遇サービス ・アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク:世界2,200ヶ所以上に広がるアメックスのトラベルサービス網 ・アメリカン・エキスプレス・セレクト:世界70以上の国と地域で、3,000以上のご優待特典や割引特典 ・アランデュカスレストラン:世界20 ヶ所以上のレストランの予約・ご優待 ・国内利用ポイント1.5倍/海外利用はポイント2倍 ・最強ネットモール「永久不滅.com」:2009年9月2日現在、390店舗参加。うち約90店舗でポイント10〜20倍! ・毎月5日、20日は、西友・リヴィンでの買い物が5%OFF ・ハーツNo.1クラブゴールド(通常年会費5,000円)に無料入会 ・コナミスポーツクラブ:都度利用会員の月会費が無料 |
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シティVISAプラチナカード |
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| 国内発行の競合プラチナカードよりも低めの入会基準ながら、VISA Signature Cardに準ずるハイステイタスを世界で実感できるブラックフェイスの「シティ プラチナ」詳細>> |
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| ステイタス | 年会費 | 利用枠(入会時) | リボ払い金利 | キャッシング金利 |
| 《国内》9/《海外》9 | 【本会員】52,500円 【家族会員】無料 |
300〜400万円 | 15.0% | 15.0〜20.0% |
| 入会資格 | ポイントプログラム | 旅行保険 | 買物保険 | 空港ラウンジ |
| 25歳以上 招待制 |
100円=1P 無期限有効 還元率0.5% |
【海外】1億円 【国内】1億円 |
500万円/90日間 免責1万円 |
国内27空港35ヶ所 |
| ・シティ ゴールドカード優良会員向けインビテーションによる入会は、初年度年会費半額! ・VISAプラチ・カスタマーセンター(VPCC): VISAインターナショナルが提供するサービスをはじめ、レストラン予約等、アシスタントサービスを24時間・年中無休で提供する定評のコンシェルジュサービス ・プラチナクラブ:国内外の一流ホテルでの優待割引や客室無料アップグレード、アーリーチェックイン・レイトチェックアウトなどの優待特典 ・プラチナダイニング:厳選された国内外のレストランでの割引など多彩な優待特典 ・プラチナゴルフ:国内外の名門コースでのプレー予約 ・エアライン:JTBのお得な海外航空券および一部の海外パッケージツアーをプラチナ会員価格で ・シティ・ダイニング・セレクション:提携高級レストランの所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分が無料に!JCBザ・クラスの同種のサービスに比べて提携店舗数は1.5倍! ・最高4万円補償の海外・国内航空便遅延保険(海外自動付帯、国内利用付帯) ・年間10万円まで補償する外貨盗難補償保険 ・シティ プラチナ会員専用デスク:カードに関するお問い合わせ、ご要望などにオペレーターが24時間対応 ・ハーツNo.1クラブ・ゴールド(通常年会費5,000円)に無料入会 ・プラチナ会員情報誌「VOLARE(ヴォラーレ)」:年4回無料送付 ・入会時の記念品プレゼント ・シティバンク各支店でトラベラーズチェック発行手数料無料(年間30〜50万円上限) ・カード決済にシティバンクの口座を指定すると、シティバンクの月間口座維持手数料(通常2,100円)が無料! ・「ライフサポート倶楽部」に無料自動加入:4,000以上の提携ホテルやゴルフ場、アミューズメント施設などでの優待割引特典のほか、「コナミスポーツクラブ」を月会費無料の「都度会員」料金で利用できます。 カード利用100円=1マイルが貯まり、年4回まで「デルタ・スカイ・クラブ」が無料利用できるデルタ スカイマイルVISAプラチナカード(年会費58,800円)も発行されています。 |
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三井住友VISAプラチナカード |
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| 国内VISAの最上級ステータスカード。利用額が大きいほどオトクになる「カードご利用プレゼント」。UFJでのオリジナル優待特典も。 |
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| ステイタス | 年会費 | 利用枠(入会時) | リボ払い金利 | キャッシング金利 |
| 《国内》9/《海外》9 | 【本会員】52,500円 【家族会員】無料 |
500万円 | 15.0% | 一括払い:18.0% リボ払い:15.0% |
| 入会資格 | ポイントプログラム | 旅行保険 | 買物保険 | 空港ラウンジ |
| 満35歳以上 三井住友ゴールドカード保有1年以上 |
1,000円=1P 0.5〜1.3% 獲得月から4年間有効 |
【海外】1億円 【国内】5,000万円 |
300万円/90日間 免責3,000円 |
国内27空港 プライオリティ・パス |
| ・インビテーションによる入会は、初年度年会費半額 「メンバーズセレクション」(年1回):世界600カ所以上の空港VIPラウンジが無料で利用できる「プライオリティ・パスへの無料入会」(家族会員分のカードもお届け!)、「名医によるセカンドオピニオンサービス」、「食の逸品プレゼント」 のいずれか1つを選択※1つ当り1万円で追加選択可 ・三井住友VISAプラチナコンシェルジュデスク(24時間対応) ・カードご利用プレゼント:6ヵ月間のカードお支払金額合計が50万円以上の方に、6ヵ月間のカードお支払い額の0.5%相当額(2,000円以上最高30,000円まで)のVISAギフトカードを年2回プレゼント ・プラチナクラブ:国内外の一流ホテルでの優待割引や客室無料アップグレード、アーリーチェックイン・レイトチェックアウトなどの優待特典 ・プラチナダイニング:厳選された国内外のレストランでの割引など多彩な優待特典 ・プラチナゴルフ:国内外の名門コースでのプレー予約 ・エアライン:JTBのお得な海外航空券および一部の海外パッケージツアーをプラチナ会員価格で ・最高4万円補償の海外・国内航空便遅延保険(海外自動付帯、国内利用条件付き) ・会員限定USJラウンジ「ラウンジMcCaffrey`s(マカフレイズ)」※同伴者4名まで入場可 ・USJアトラクションへの優先入場※ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド、アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド、バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド、ジョーズ、ジュラシック・パーク・ザ・ライド、ターミネーター2:3-Dのアトラクションから優先入場券(1日1回限り有効)を選べます。 ・宝塚歌劇での三井住友カード貸切公演でプラチナカード会員様限定SS席を常時40席ご用意し、優先販売 ・三井住友VISA太平洋マスターズにご招待:来場の会員様には、 食事券・飲み物券および大会記念品を進呈 ・カードデザイン選択制:ブラックタイプとグラデーションから選べます ・ハーツNo.1クラブ・ゴールド(通常年会費5,000円)に無料入会 ・VJ Supreme Selection:上質な大人の時間をお楽しみいただくための厳選旅行プラン ・情報誌「VISA」(年10回配本/年間購読料3,211円)を無料送付 ・VISA特選品が5%OFF: 情報誌「VISA」と併せてお届けしている通信販売カタログ「VISAホームショッピング」の「VISA特選品コーナー」の通信販売商品が5%割引 | ||||
*1 旅行代金などをカードで支払った場合。そうでない場合は最高5,000万円の補償になります。
プラチナカードの入会審査基準
招待制のプレミアム性を売り物にしているプラチナカードの入会基準は、カード発行元によりますが、招待制ではない《セゾン》・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードおよびSBIプラチナカードを除き、主要なゴールドカードの入会基準よりも高く設定されています。
とくに、300万円以上という高額なカード利用可能枠のゆえに、プラチナカードの入会審査では、年収およびクレジットヒストリーが特に重要視されます。
年齢条件については、シティVISAプラチナカードおよびアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、年齢25歳以上からも入会可能であるのに対し、JCBザ・クラスは、年齢30歳以上、三井住友VISAプラチナカードは年齢35歳以上が目安です。
●プラチナカードの利用枠と必要年収
カード利用可能枠は、基本的に、
利用可能枠(支払可能見込額)=年収−生活維持費−債務残高(銀行・住宅・自動車ローンは対象外)
という風に算出されます。なお、生活維持費については、経済産業省は、以下の目安を示しています。
| 4人世帯以上 | 3人世帯 | 2人世帯 | 1人世帯 | |
| 持ち家あり※ | 年間200万円 | 169万円 | 136万円 | 90万円 |
| 持ち家なし | 年間240万円 | 209万円 | 177万円 | 116万円 |
※住宅の建設若しくは購入に必要な資金(住宅ローン)の借入がある場合、「持家なし」とみなして算定すること。
(出典:「改正割賦販売法施行規則の骨子」(2008年12月11日 経済産業省商務流通グループ取引信用課)
例1) 4人世帯、持ち家なし、債務残高(ショッピングリボ払いの残高など)60万円という方の場合:
生活維持費は年間240万円として計算されるため、利用可能枠300万円以上が算出されるには、年収600万円以上が必要になります。
例2) 2人世帯、持ち家なし、債務残高50万円の場合:
生活維持費の目安は年間177万円ですから、利用可能枠300万円以上が算出されるには、年収527万円以上が必要になります。
例3) 1人世帯、持ち家なし、債務残高30万円の場合:
生活維持費の目安は年間116万円ですから、利用可能枠300万円以上が算出されるには、年収436万円以上が必要になります。
なお、クレジットカード入会の際に記入する「年収」は、あくまでも自己申告であり、クレジットカード会社にとっては、裏付けを取ることが困難な属性です。とはいっても、クレジットカード会社は、申込人の「年齢」、「勤務先の事業規模」、「勤続年数」および「勤務形態」などから、大体の年収を推定することができます。
つまり、クレジットカード会社が、カード会員の年収を把握するうえで、実際に重要視するのは、会員が「自己申告した年収額」ではなく、むしろ、「勤務先の事業規模(資本金および従業員数)」や「勤続年数」なのです。
●プラチナカード入会のためのクレジットヒストリー
「ゴールドカード会員でも選ばれた方だけが招待される」との謳い文句にあるように、クレジットカード会社は、自社ゴールドカード会員のクレジットヒストリーを見極めながら、プラチナカードへのインビテーションを送るというわけです。
では、どのようなカード利用実績を持つ会員が、プラチナカードへの招待対象となるのでしょうか?
JCBザ・クラスが、オープンに会員募集を行っていた時期(現在はインビテーションによる入会のみ)に公表していた入会基準、
| JCB会員でない方: | 年齢40歳以上、自家保有で年収1,500万円以上、資本金5,000万円以上の企業に10年以上継続勤務の役員・管理職の方(自営の方は、営業年数10年以上の経営者) |
| JCB会員の方: | 年齢40歳以上、年収1,200万円以上で、勤続年数10年以上の役員・管理職の方(自営の方は、営業年数10年以上の経営者)。かつJCB入会歴3年以上、年間100万円以上のショッピング利用実績が2年以上で、JCB会員規約を遵守されている方。 |
また、三井住友VISAプラチナカードが公表している「三井住友VISAゴールドカードを1年以上お持ちで、満35歳以上の方が対象」
という基準をみると、インビテーションの送付対象となるためには、まず、年間100万円以上のショッピング利用実績が最低1年以上は必要とされているようです。
ところが、プラチナカードの下位となるゴールドカードで年間100万円以上のショッピング利用実績を積むというだけでは、インビテーションは、そうそう来るものではないようです。
カード会社としては、プラチナカードのプレミアム感を維持するためには、いたずらに入会募集の広告を出すわけにはいきません。例えば、毎月の利用明細送付時に、入会案内を同封というような真似はできないでしょう。
かといって、年間100万円以上のショッピング利用があり、支払延滞のない優良ゴールド会員に手当たり次第に、高級感を演出したインビテーションをダイレクト・メールで送付するとしても、その中で果たして、何%の会員が52,500円もの高額年会費のプラチナカードに入会するでしょう?仮に、豪華パンフレット付きインビテーションを制作・送付するのにかかる経費が人件費まで考慮して、1部につき1,000円であるとします。
JCBゴールドの場合なら、会員数約300万人のうち、「年間ショッピング100万円以上かつ支払延滞なし」という条件をクリアする会員が、50万人ぐらいはいるかもしれません。その50万人全てにインビテーションを送るとなると、かかる広告費は、何と5億円!になってしまいます。そのうち、1%に当る5,000人がプラチナカード入会するとして、入ってくる年会費収入は、ようやく2億6250万円です。
このようにみると、クレジットカード会社にとって、プラチナカードへのインビテーションは、やはり、誰かれ構わずに送付するという類いのビジネスではないということが分かります。
プラチナカードは何と言っても、高級T&Eサービスを売り物にするプレミアムカードですから、そのターゲットとなるのは、やはり高級T&Eサービスに関心を寄せるだろうと推測される会員ということになります。
したがって、ゴールドカード会員になって、高級レストランや高級ホテル、海外旅行、公演/コンサートといった、リッチな用途にゴールドカードを利用することが、プラチナカードへの近道になると予想されます。
プラチナカードへのインビテーションが待ちきれないという方は、自分からカード会社に問い合わせて、プラチナカード申込書を送付してもらい、プラチナカードへチャレンジするという選択肢もありえます。年収が高い方や高額のカード利用実績を持つ方なら、20代であっても、プラチナカード入会審査にパスされる方もいらっしゃるようです。
いずれにしても、プラチナカード獲得の第一歩は、まず目指すプラチナカードの発行元カード会社の下位カード(ゴールドカード)へ入会し、延滞のない優良なクレジットヒストリーを築き上げていくことです。
※マイレージ系カードやガソリン系カードなど提携カードの上位には、プラチナカードは原則存在しないため※、プラチナカードのインビテーションが来る可能性はありません。
※2009年10月現在、デルタ スカイマイル シティ プラチナVISAカードが、唯一の国内発行・航空マイレージ提携プラチナカードとなります。
※2009年12月、インビテーションなしで入会できるマイレージ提携カード「マイレージ・プラス《セゾン》プラチナカード」(年会費37,800円)が誕生しました。
■シティVISAプラチナカードの入会基準は?
シティVISAプラチナカードは、年齢25歳以上の方でも入会可能、かつ入会時利用枠も300万円〜400万円とやや低めに設定されており、プレミアムなステイタスをアピールできるプラチナカードとしては、入会審査が最も容易とみなされています。
20代後半の方の平均的生活を最も反映しているのは、上記の例1)もしくは例2)です。したがって、シティVISAプラチナカードが設定する利用可能枠の審査に通知するために、必要な最低年収は527万円以上あるいは600万円以上と予測されます。
■三井住友VISAプラチナカードの入会基準は?
これが、利用可能枠500万円以上とされる三井住友VISAプラチナカードの場合、対象年齢である35歳以上の方の平均的な生活を最も反映している例1)のケースで考えた場合、利用枠500万円以上の審査をクリアするのに、必要な年収は800万円以上になります。
■アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの入会基準は?
プラチナカードの草分けとして高い人気を誇るアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、海外ではインビテーションなしで入会できる国もあり、その場合、入会基準も示されています。
例)
イギリスでの入会基準=「18歳以上かつ(配偶者の収入も含め)年収4万ポンド以上」
オーストラリア=「19歳以上かつ年収10万豪ドル」
アメリカン・エキスプレスは、各カードタイプの年会費および入会基準を世界的にほぼ一律に設定するポリシーをもっていますので、日本におけるアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの入会基準も「最低年収700万〜800万円以上」ぐらいであろうと推測できます。
■JCBザ・クラスの入会基準は?
2009年現在、JCBザ・クラスの審査基準は公表されていませんが、年齢は「30歳以上」に引き下げられているようです。年収、勤続年数に関しても、若干引き下げられているようなので、「年収1,000万円以上」ぐらいが目安となるのではないでしょうか。
ゴールドカード基礎知識
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ジャンル別ゴールド比較
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銀行系ゴールドカード |
流通・信販・交通系etc |
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ゴールドカード基礎知識