ゴールドカード比較の達人

ゴールドカード・プラチナカードのステイタス徹底解説!

ゴールドランク以上のプレミアムカードのステイタスを海外・国内別に解説。世界におけるアメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、Visa/Mastercardのプレミアムカードのステータスを、入会基準(最低年収)およびカード年会費を見ながら、詳細に解説しています。

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プレミアムカードのステイタス徹底解説!

国内のステイタスカード海外のステイタスカードプラチナカードのステイタス

世界最強のステイタスカードは?プレミアムカードのステイタスランキング

日本国内のステータスカード

ゴールドカードやプラチナカードといえば、やはり気になるのがそのステイタス(ステータス)。そのステータスを示す尺度がカードの入会基準(入会の難易度)です。

日本国内で発行されているクレジットカードの中で、もっとも入会基準が高いとされているのは、ダイナースクラブカードで、以前は「原則33才以上、勤続10年以上の役職者または自営10年以上、自家保有」という入会基準が公表されていました。2021年12月現在の申込資格は、「年齢27歳以上」とのみ明記されていますが、ダイナースクラブカードの入会審査基準は、VISAプラチナカードと同程度と考えられます。

ダイナースクラブカードに次いで入会審査基準が高いのは、銀行系の三井住友カード ゴールドDCゴールドカードといったところで、「満30歳以上、年収500万円以上、勤続5〜8年以上」が一つの目安とされています。

なお、世界的なステータスカードとして知られるアメリカン・エキスプレス・カードの日本国内における入会審査基準は、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードが「勤続3年以上、年収300万円以上」、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードが「勤続5年以上、年収400〜500万円程度」と言われており、国内の銀行系ゴールドカードより入会基準は若干低いようです。

これは、アメリカン・エキスプレスが、同カードの入会基準を世界的にほぼ均一にするというポリシーを貫いているためです。※世界の基準では、年収3万〜4万ドルなら十分高所得層とみなされます。

ところで、日本国内では年収500万円であってもずば抜けて高所得という基準ではありません。
そこで、特に国内銀行系ゴールドカードの入会審査では、安定継続収入が期待できるかどうかが重要視されます。

つまり、安定感のある大手企業に勤務する人は入会しやすい一方、年数を経ていない自営の方は審査が厳しくなります。裏を返せば、ステータスの高いゴールドカードやプラチナカードは、自営の方にとってはビジネスでの信頼面で有利に作用するといえるでしょう。

ビジネス利用で最もオススメなのは、ダイナースクラブ ビジネスカードアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード、そしてJCBプラチナ法人カードです。いずれも、法人名義口座決済でカードを発行できるほか、ビジネスに役立つサービスを備えています。

前者2枚はカード利用枠に一律の上限がなく、カードの利用状況に応じて、利用枠は上限なく上がっていきますから、ビジネスの決済カードとして有用です。セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードも利用枠は最大500万円まで設定できパワフルです。

これら4枚は、実践的なメリットのみならず、超ゴールド〜プラチナ級のカードステイタス自体がビジネスをサポートする見えない力となってくれることでしょう。

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海外でのステータスカード

国内では、ゴールドカードのステータスが役に立つというケースは、そんなに多くはありません。
ところが、一旦、海外に出てしまうと、たとえ日本で大手企業に勤めていたとしても、しょせんは見知らぬ外国人に過ぎません。現地の人々が、実際に金銭面で信頼おける人なのかどうかを判断する上で、重要な指標とすのが実はクレジットカードです。

例えば、(ある程度高級な)ホテルやレンタカーなどは、クレジットカードがなければ利用することができません。
とくに、カードで高額決済するような高級志向の旅行やビジネスの場合、ステータスのあるクレジットカード、とくに評価の高いプラチナカードやブラックカードは心強いアイテムとなってくれます。

●海外におけるプレミアムカードの年会費および入会基準

クレジットカードのステータスを決定する第一の要素は、その入会基準(最低年収)です。もちろん、富裕層でなければ高額年会費のかかるクレジットカードを保有しようとは思わないはずですから、カード年会費もステイタスをアピールする要素にはなると思いますが。

たとえば、世界有数の金融グループJPモルガン・チェースは、JPモルガン・プライベートバンクの顧客に向けにJ. P. Morgan Reserve Card(希少貴金属パラジウム/年会費595米ドル)を発行しています。カードランクはVisa Signatureですが、ステイタス性でいえば、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを超え、アメリカン・エキスプレス・センチュリー・カードに匹敵するといえます。

なお、一般カード(海外ではクラシックカードと称されます)、ゴールドカード、プラチナカードの入会基準は、もちろん、各国の平均年収によって左右されます。

最終更新:2021年1月7日

発行国 カード ブランド 年会費 入会基準(最低年収)
米国 Diners Club Card Premier Dinersmastercard USD95 非公開
Diners Club Card
Citi Premier Card (World) Mastercard USD95
CHASE SAPPHIRE PREFERRED (Signature) Visa USD95
AAdvantageR Aviator Red World Elite Mastercard Mastercard USD99
American Express Green Card AMEX USD150
Luxury Card Mastercard Titanium Card Mastercard USD195
American Express Gold Card AMEX USD250
Diners Club Card Elite Dinersmastercard USD300
Carte Blanche
Citi Prestige Card (World Elite) Mastercard USD495
Luxury Card Mastercard Black Card Mastercard USD495
CHASE SAPPHIRE RESERVE (Infinite) Visa USD550
The Platinum Card® AMEX USD550
J.P. Morgan Reserve Card Visa USD595 JPモルガンのプライベートバンク顧客限定
Luxury Card Mastercard® Gold Card Mastercard USD995 非公開
American Express Century Card AMEX USD2,500
(入会金USD7,500)
非公開(招待制)
イギリス American Express Gold Card AMEX 140ポンド(USD191) 2万ポンド(USD27,266)
Premier World Elite Mastercard Mastercard 195ポンド(USD191) HSBCプレミア口座顧客限定
(最低投資額5万ポンド)
The Platinum Card® AMEX 575ポンド(USD784 4万ポンド(USD54,532)
ブラジル Banco do Brasil Ourocard Gold Visa BRL372 (USD71) BRL24,000 (USD4,600))
Mastercard BRL391 (USD75)
Bradesco Gold VisaMastercard BRL420(USD80.5) BRL48,000 (USD9,200)
American Express Green Card AMEX BRL399(USD76.5) BRL60,000 (USD11,500)
Bradesco Platinum VisaMastercard BRL552 (USD106) BRL72,000 (USD13,800)
Banco do Brasil Ourocard Platinum Visa BRL498 (USD95.5) BRL84,000 (USD16,099)
American Express Gold Card AMEX BRL550(USD105) BRL96,000 (USD18,399)
Bradesco Visa Infinite Visa BRL975 (USD187) BRL240,000 (USD45,998)
The Platinum Card® AMEX BRL1,400 (USD268) BRL360,000 (USD68,998)
UAE American Express Card (Green) AMEX USD95 自営の方は7.5万ドル
受給者の方は6万ドル
HSBC Platinum Select Credit Card Visa 無料 AED120,000 (USD32,012)
American Express Gold Credit Card AMEX AED395(USD105) 自営の方:275,000AED
受有者の方:200,000AED
American Express Gold Card AMEX USD175 自営の方は10万ドル
受給者の方は7.5万ドル
HSBC Premier Credit Card (World) Mastercard 無料 HSBCプレミア口座顧客限定
(最低投資額AED350,000)
Emirates Citibank Ultimate Credit Card Mastercard AED800 (USD213) AED216,000 (USD57,621)
Citi Prestige (World Elite) Mastercard AED1,500.(USD400) AED360,000 (USD96,036)
HSBC Black Credit Card Mastercard AED1,575 (USD420) HSBCプレミア口座顧客限定
(最低投資額AED350,000)
The Platinum Card® AMEX USD750 自営の方は15万ドル
受給者の方は10万ドル
Emirates Citibank Ultima Credit Card Mastercard AED3,000 (USD800) AED441,000 (USD117,644)
オースト
ラリア
Diners Club Card Diners AUD135 (USD104) AUD35,000 (USD26,942)
HSBC Platinum Credit Card Visa AUD129 (USD99) AUD60,000 (USD46,186)
American Express Platinum Edge Credit AMEX AUD195(USD150) AUD50,000 (USD38,489)
Emirates Citi World Mastercard Mastercard AUD299(USD230) 非公開
HSBC Premier Credit Card (World) Mastercard 無料 HSBCプレミア口座顧客限定
(最低投資額200,000ドル)
Citi Prestige (World Elite) AUD700 (USD539) AUD120,000 (USD92,373)
The Platinum Card® AMEX AUD1,450 (USD1,116) AUD100,000 (USD76,977)
マレーシア American Express Card (Green) AMEX 無料 RM30,000 (USD7486)
UOB Preferred Platinum Card Mastercard RM198 (USD49,4) RM40,000 (USD9,981)
American Express Gold Card AMEX RM238 (USD59) RM48,000 (USD11,977)
HSBC Platinum Credit Card VisaMastercard RM240 (USD60) RM60,000 (USD14,971)
American Express Platinum Credit Card AMEX RM800 (USD200)
HSBC Visa Signature Credit Card Visa RM600 (USD150) RM72,000 (USD17,965)
Citi PremierMiles credit card VisaMastercard RM600 (USD150) RM100,000 (USD24,952)
UOB VISA Infinite Card Visa RM600 (USD150) RM120,000 (USD29,942)
Citi Prestige Credit Card Visa RM1,000 (USD250) RM192,000 (USD47,908)
The Platinum Card® AMEX RM3,250 (USD811) RM190,000 (USD47,409)
HSBC Premier World Mastercard Mastercard 無料 HSBCプレミア口座顧客限定
(最低投資額RM200,000)
Direct Access WORLD Mastercard
VISA Infinite
VisaMastercard 0 RM200,000(65,720ドル)
シンガ
ポール
Diners Club International Charge Card Diners SGD100(USD76) SGD30,000(USD22,747)
American Express Personal Card (Green) AMEX SGD120 (USD91)
Citi PremierMiles credit card Mastercard SGD192.6(USD146)
UOB Preferred Platinum Visa Card Visa SGD192.6(USD146)
Prudential Visa Signature Card Visa SGD192.6(USD146)
Standard Chartered Priority Visa Infinite Credit Card Visa SGD321(USD243)
UOB Visa Signature Card Visa SGD214(USD162) SGD50,000(USD37,912)
American Express Gold Card AMEX SGD180(USD136) SGD55,000(USD41,703)
American Express Platinum Credit Card AMEX SGD321 (USD243) SGD80,000 (USD60,659)
HSBC Premier Mastercard (World) Mastercard 無料 HSBCプレミア口座顧客限定
(最低投資額200,000S$)
Citi Prestige Credit Card Mastercard SGD535 (USD406) SGD120,000 (USD90,989)
UOB VISA INFINITE METAL CARD Visa SGD642 (USD48) SGD150,000 (USD113,736)
The Platinum Card® AMEX SGD1,712 (USD1,298) SGD200,000 (USD151,648)

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●クラシックカードのステータス

まずクラシックカードですが、これは、ほとんど入会基準がないといっても過言ではありません。

例えば、UOB(United Oversea Bank)というアジア太平洋に支店網を広げているシンガポールの銀行が発行するクラシックカードは、入会基準に最低年収を設けていません。

全世界に支店網もつHSBCがブラジルで発行しているクラシックカード(HSBC OpenCard、年会費80レアル/45.88ドル)の入会基準を見ても、最低年収5,880レアル(3,372ドル/2009年11月27日現在)

ブラジルCitibank発行クラシックカード(Citi Internacional、年会費48レアル/27.53ドル)の入会基準も、最低年収12,000レアル(6,883ドル)にとどまっています。

入会資格がこの程度ですから、当然ながら、カード利用枠も日本人の感覚からすれば、驚くほど低く設定(300〜500ドル程度の場合も!)されています。

このため、クラシックカードは、海外で信用(クレジット)を得るには全くもって不十分です。

●ゴールドカードのステータス

Visa/Mastercard/JCBのゴールドカードの海外での入会基準は、1万〜3万ドル(通常2万ドル程度)です。
つまり、海外におけるゴールドカードの入会基準は、日本人25〜29歳の平均年収(348万円/国税庁・平成14年)にも満たないレベルにとどまります。

日本国内のクラシックカードの入会基準が、通常、最低年収150万〜200万円といわれていますから、海外のゴールドカードのレベルは、日本発行のクラシックカードとほぼ同等レベルといえます。

ですから、海外発行ゴールドカードの利用枠は、アメリカン・エキスプレスおよびダイナースクラブカードを除き、通常、日本発行のクラシックカードの利用枠(たとえば、セゾンカードは80〜150万円、三井住友カードも、長年使っていれば100万円超までアップ)にも満たないと考えて、まず間違いありません。

海外で信頼を得るには、最低ゴールドカードを所持したいところです。

ちなみに、日本政府は、2010年5月10日、「中国人観光客へのビザ発給要件を、従来の年収25万元(約350万円)超という条件を緩和し、7月1日より、大手クレジット会社が発行する「ゴールドカード」を保有していることを条件にするなど中間層も取得できるようにする」方針を発表しています。

※中国でのゴールドカード所有者は、年収がおよそ6万元(約85万円)以上とされています。 (関連記事はこちら

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●アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブ

さて、世界が認める信頼のステータスカードといえば、やはりアメリカン・エキスプレスダイナースクラブです。

これらのカードは、海外では、翌月全額払いを原則とする「チャージカード (Charge Card)」というカテゴリーに分類されるクレジットカードです。

チャージカードは、カードホルダー(カード会員)の資産状況に応じて、利用限度額が設定されるため、一律の利用限度額は設けられていません。カード利用全額を翌月一括払いできる余裕があるということで、チャージカードホルダーは自然に富裕層とみなされるわけです。

一方、海外では、「クレジットカード」といえば、毎月、「ミニマム・ペイメント(最低支払額)」以上を支払えばよい「リボルビングカード (Revolving Card)」を指し、VISAやMastercardは、この「クレジットカード」に分類されます。

この分類上の違いのゆえに、チャージカードであるアメリカン・エキスプレス・カードならびにダイナースクラブカードの海外におけるステータスの高さは、VISA、Mastercard、JCBブランドのゴールドカードとは比べものになりません。

VISAやMastercard、JCBブランドの場合、プラチナカードでようやくダイナースクラブカードおよびアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードと同クラスのステータスカードとして認識される程度と考えておいて、ほぼ間違いありません。

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ステイタス 年会費(税込) 利用枠 空港ラウンジ プライオリティ・パス
《国内》8.5
《海外》8.5
[本会員]31,900円
[家族会員]1人目無料/2人目より13,200円
個別に設定 国内28空港
海外1空港
同伴者1名無料
年会費無料
1回32米ドルの利用料が年2回まで無料
入会資格 ポイントプログラム 海外旅行保険 国内旅行保険 買物保険
20歳以上、有職者
※学生・主婦・
派遣社員は対象外
100円=1P
実質無期限
0.5〜1.0%
最高1億円
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[家族]1,000万円
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空港ラウンジサービス★:国内外1,500ヵ所(一部、航空会社ラウンジを含む!)のラウンジが利用*3できます。
ダイナースグローバルマイレージ(年間参加料6,600円/税込):@1,000P=1,000マイルの高レートで、ANAマイレージへポイント移行。2,000P=1,000マイルのレートで、デルタ、ユナイテッド、大韓航空のマイレージへポイント移行。2,500P=1,000マイルのレートでJALマイレージへAポイント賞品交換での優遇サービス
手荷物宅配サービス:海外からの帰国時、対象空港からご指定の場所までお荷物を年間2個まで無料で宅配。
海外クラブホテルズ★:対象ホテルでの優待特典(ルームアップグレードなど)
国内クラブホテルズ★:全国の厳選ホテル・旅館での優待特典(ルームアップグレードなど)
海外緊急カード無料発行:現地で最寄の金融機関または宿泊施設などで発行
ダイナースクラブ・エグゼクティブ・ダイニング★: 全国261店(2024年4月現在)の対象レストランで
《通常プラン》2名様以上のコース料理ご利用で、1名様のコース料金が無料!
《グループ特別プラン》6名様以上のコース料理ご利用で、2名様のコース料金が無料!
Family Table★:対象レストラン所定のお子様メニューが、ご家族とのお食事で1名様分無料!
・トラベルデスク(平日10:00〜20:00/土10:00〜18:00):パッケージツアー3〜5%OFF
・コナミスポーツクラブ優待/乗馬クラブクレイン優待
会員誌「SIGNATURE」:旅行、芸術・音楽・科学の時評、美食やファッションの上質な情報や特典情報が満載
ゴルフサービス:プリンスゴルフリゾーツ特別優待、名門ゴルフ場予約、ゴルフ練習場優待、プライベートレッスン優待、ゴルフレッスン優待、フィッテイングサービス優待など。
・低金利水準のカードローン
ダイナースクラブ コンパニオンカード:TRUST CLUBプラチナマスターカードを無料発行できます。

*1 旅行代金をカード決済しない場合は、最高5,000万円補償。
*2 利用条件付き
*3 海外空港ラウンジの利用は、年間10回まで無料、11回目からは1回につき3,500円(税込)が徴収されます。

ちなみに、アメリカン・エキスプレスは、海外では、チャージカードだけでなく、クレジットカード(リボルビングカード)も発行しています。しかも、その大半はカード年会費無料!ただし、カードデザインは、チャージカードとは異なりますし、(アメリカン・エキスプレス・プラチナ・クレジットを除いては)ステイタスカードとして見られることもありません。

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●その他のステイタスカード

アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブのほかに、世界で通用するステータスカードをあげるとすれば、世界で名の通った銀行が発行するゴールドカードということになるでしょう。

なお、ステイタスを重視する場合、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルが発行するアメリカン・エキスプレスのカードがオススメです。たとえば、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは超ゴールド級のステイタスが、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは趙プラチナ級のステイタスがあります。

逆に、「○○銀行ゴールドカード(AMEX)」といったアメリカン・エキスプレス・インターナショナル以外が発行するAMEXカードの場合、入会基準もサービスも、そのカード発行元に一存します。もちろん、チャージカードではなくクレジットカードとしての扱いとなりますから、ステイタスも、 Visa/Mastercardゴールドと大差がなくなります。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、海外で広く発行されているAmerican Express Gold Credit Cardと同一のカードフェイスを採用しているため、同カードと程度のステイタスカードとして受け入れられることが予想されます。

ところで、アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードの入会基準は、日本人の基準からみると決して高くはないことから、国内ではそのステータスも低いのでは?と考える方もいらっしゃると思います。 しかし、これらはゴールドカードの国際的な入会基準を日本にもそのまま適用しているから、低いように見えるだけであって、世界的な基準からすれば、年収3〜4万ドルといえば、十分富裕層として認識されます。

逆に、国内の銀行系ゴールドカードは、その入会基準こそアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードよりも高く設定されている場合がありますが、海外においては、カード発行元のネームバリューが低いため、そのステータスも低くなりがちです。

ただし、海外にも多数の支店をもつ三井住友銀行や東京三菱UFJ銀行などのメガバンクならば、海外でも一定レベル以上の知識層には認知されていますから、三井住友カード ゴールド三菱UFJカード ゴールドプレステージなども、海外での信頼をサポートするステータスカードとしての役目多少は果たしてくれるのではないかという期待はもてます。

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プラチナカードのステイタス

プラチナカードのステータスを考える前に、まず確認しておきたいのは、海外と国内とで、プラチナカードの発行事情が異なるということです。

じつは、海外では、国内発行のプラチナカードのような招待制を取っているプラチナカードは少数です。そして、入会基準こそ、アメリカン・エキスプレス・ゴールド並みに設定されているケースが多いものの、年会費無料のプラチナカードも多数存在します。

ですから、それらに付帯するサービス内容は、国内発行のプラチナカード(TRUST CLUB プラチナ Visaカード、三井住友カード プラチナ、JCBザ・クラスなど)ほどのハイレベルさはありません。プライオリティ・パスがついてくるプラチナカードはほとんど存在しません。とくに年会費無料のプラチナカードの場合、ついてくるはずがありません。

つまり、Visa/Mastercardプラチナカードの海外におけるステータスは、よくてもアメリカン・エキスプレス・ゴールドと同一レベルなのです。
たとえば、ブラジルでは、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは他社銀行系プラチナカードよりも入会基準が高く設定されており、コンシェルジュサービスまで備えています。

世界的に歓迎されるレベルのステータスを求めるなら、やはり、プラチナカードを目指したいところですね。
国内発行プラチナカードの詳細解説はこちら≫

■海外にはワンランク上のプラチナカードも

年会費無料と有料のプラチナカードが混在するがゆえに、国によっては、VisaワールドワイドならびにMastercard®ワールドワイドは、それぞれVISA Signature CardおよびWorld Mastercardというプラチナの上位カード(セミブラック)を提供しています。 このカードランクになると、通常はアメリカン・エキスプレス・ゴールドよりもランク上のステイタスカードとして認識されます。

※World Mastercardは、カード発行会社によっては、VISA Signature Cardと同一レベルの大変厳しい入会基準を設定している場合(ハイステイタス)と、そうでない場合(ステイタスが低め)とがあります。

TRUST CLUB プラチナ Visaカード三井住友カード プラチナJCBザ・クラスなど、国内発行の主要プラチナカードも、アメリカン・エキスプレス・ゴールド超の入会基準および高額年会費を設定しているうえ、プレミアムな特典を備えていることから、世界的な基準でみれば、VISA Signature Card/World Mastercard相当のプレミアムカードとみなすことができるでしょう。

■アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのステータス

プラチナカードの草分けであるアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(1984年に米国で発行開始)は、国際的にみて、VISA Signature Card/World Mastercardをはっきりと上回るステータスカードとして君臨しています。

Visaワールドワイド/Mastercard®ワールドワイドは、海外で各々、VISA Infinite CardVISA Black CardWorld Elite MastercardMastercard Blackというブラックカードを発行していますが、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの入会基準ならびに年会費はそれらのブラックカード(Visa Black Cardを除く)よりも同等以上に設定されているケースも多々あります。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのステイタスは、ダイナースクラブのプレミアムカードと比較しても、同等以上です。

ただし、日本国内におけるアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの威光は、アメリカン・エキスプレス®のブラックカード「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」の登場(2002年2月、国内発行開始)以降、若干下がっており、ダイナースクラブのブラックカード「ダイナースクラブ プレミアムカード」の方が、国内では高く評価されています。

■三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのステータスは?

海外でもアメックス提携プラチナカードというものが存在します。たとえば、シンガポールでは、「UCB PRVI American Express Card」というカードが発行されています。このカードには、はっきりとプラチナカードと書かれているわけではありませんが、その入会基準、年会費は、シンガポールにおけるアメリカン・エキスプレス・ゴールドおよびVISA Signature Card/World Mastercardと同程度に設定されており、プラチナカードに準ずる位置づけとなっています。

さて、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードがすごいのは、はっきりとプラチナカードと明記されていることです。ブラック基調の高級感あるカードフェイスもあいまって、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを超えるステータスをもって評価されるだろうと思われます。

なお、「プラチナ」の名を冠する同カードは、アメックスアメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.から、実際にアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードに準ずるプレミアム優待サービス「スーペリア・エキスペリエンス」を提供してもらっていることも特筆事項です。

※2010年7月1日より、《セゾン》プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのデザインは、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.が海外で広く発行している「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・クレジット・カード」(リボ払いカード)に準ずるデザインにリニューアルされました。

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世界最強のステイタスカードは?

プラチナカードの上位に当たる最上位のプレミアムカードは「ブラックカード」です。
どの発行会社もブラックカードの入会基準はずば抜けて高く設定しており、入会基準が低めのブラックカードであっても、最低年収1,000万円以上でないと入会できないという感じです。大半のブラックカードは招待制かつ高額年会費(10万円以上の場合も!)となっており、セレブなプレミアムサービスを提供しています。

なかでも、ブラックカードのレジェンドである「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」(1999年、米国で発行開始)は、完全招待制を採用しており、その取得ハードルの高さは際立っています。
2018年5月現在、米国では年間25万〜35万ドル(2,750万〜3,850円)以上のショッピング利用がないとインビテーションは来ないと言われています。さらに、入会金が7,500ドル、年会費2,500ドルがかかります。
なお、日本発行アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードは、入会金55万円(税込)、年会費385,000円(税込)とのことです。

さて、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードに勝るとも劣らないと言われているのが、JPモルガンが超富裕層のプライベートバング顧客(最低投資額1,000万ドル)を対象に発行するJ.P. Morgan Palladium Card(2009年発行開始・年会費595ドル・Visa Signature)です。同カードは希少金属パラヂウムと黄金(もしくは白金)を素材して作らており、券面にはカードホルダー情報と口座番号がレーザー刻印されています。カード利用上限額は設定されていません。
同カードは2016年9月に、Visa InfiniteランクのJ.P. Morgan Reserve Card(年会費450ドル)にリニューアルされ、現在に至っています。

J.P. Morgan Palladium Cardと同じように、シティグループも超優良顧客向けにCitigroup Black Chairman Card(年会費500ドル)発行しています。同カードの利用限度額は30万ドルとの噂です。

米国で申込可能な最高レベルのプレミアムカードといえば、Luxury Card Mastercard® Gold Card(年会費995ドル)が有名です。ブラックカードの中でも高額な同カードは、24金コーティングで光輝く金属製カードで、ラグジュアリー感溢れる一枚です。
日本国内では、年会費220,000円(税込)かつ招待制プレミアムカードとして発行されています。

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プレミアムカードのステイタス・ランキング

最後に、世界におけるプレミアムカードのステータスの順位をまとめてみました。なお、クレジットカードのステータス度は、国内と海外で若干異なります。

例えば、JCBザ・クラスは、その入会基準と年会費の高さから、VISA Infinite Cardと同等クラスであるといえますが、JCBブランドはアジア・オセアニア地域を除いては知名度が低いため、海外では、VISA Infinite Cardと同等クラスのステータスカードとして認められるかは疑問です。

日本国内ではVISAの最上位カードとしては、スルガ銀行が超優良顧客に対してVisa Infiniteカード(年会費132,000円/税込)を発行しています。
三井住友カード プラチナは、その入会基準や年会費の高さからすれば、三井住友カード プラチナも、VISA Signature Cardと同等クラスといえるでしょう。

【最終更新:2021年1月19日】

ステータス 該当カード カードランク
国内 海外
10+ 10+ アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード ブラック
- 10+ J.P. Morgan Reserve Card
10 10 ラグジュアリーカードMastercard Gold Card
- 10 Citigroup Black Chairman Card
- 10 Visa Black Card
9.5 9.5 ラグジュアリーカードMastercard Black Card
10 9.5 ダイナースクラブ プレミアムカード
9.5 9.5-10 アメリカン・エキスプレス・プラチナカード プラチナ
- 9.5-10 VISA Infinite Card/Mastercard Black ブラック
9.0-10 8.7-10 World Elite Mastercard
9.0 8.7 ラグジュアリーカードMastercard Titanium Card
9.4 9.0 JCBザ・クラス セミブラック
- 8.5-9.2 VISA Signature Card
9.0 8.3-9.0 World Mastercard
8.9 8.8 三井住友カード プラチナ(Visa) プラチナ
8.9 8.8 ANA VISAプラチナ プレミアムカード
8.8 8.6-8.8 ANA JCBカード プレミアム
8.8 8.6 三井住友カード プラチナ(Mastercard)
8.6 8.6 TRUST CLUB プラチナ Visaカード
8.6 8.6 三井住友トラストVISAプラチナカード
8.5 8.6 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
8.4 8.3-8.7 セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
8.4 8.3-8.7 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- 8.3-8.7 アメリカン・エキスプレス・プラチナ・クレジット・カード
- 8.3-8.6 ≪海外発行≫アメリカン・エキスプレス提携プラチナカード
7.6 8.3 TRUST CLUB ワールドカード
- 8.0-8.2 ≪海外発行≫VISAプラチナカード
- 8.0-8.2 ≪海外発行≫Mastercardプラチナカード
7.4 8.0 TRUST CLUB プラチナマスターカード
8.7 8.3-8.6 JCBプラチナカード
8.5 8.5 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード ゴールド
- 7.8-8.2 ≪海外発行≫Diners Club Card
8.5 8.0-8.2 ダイナースクラブカード
8.2 8.0-8.2 JCBゴールド ザ・プレミア
8.0 8.0 アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
7.4 7.5-8.0 セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- 7.5-8.0 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・クレジット・カード
- 7.5-7.8 ≪海外発行≫アメリカン・エキスプレス提携ゴールドカード
7.6 7.5 三井住友カード ゴールド
7.6 7.3-7.5 JCBゴールド
7.5 7.5 TRUST CLUB ゴールドカード
7.4 7.3 DCゴールドカード
7.4 7.3 UCカードゴールド
7.0 7.2 TRUST CLUB エリートカード
7.0 7.0 銀行系ゴールドカード
6.5 6.5 銀行系ヤングゴールドカード
6 6 流通・信販系ゴールドカード
5 5 流通・信販系格安ゴールドカード

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最終更新:2021年1月19日

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