ゴールドカードのステータス検証
日本国内でのステータスカード
ゴールドカードといえば、やはり気になるのがそのステータス。そのステータスを示す尺度がカードの入会基準です。日本国内で発行されているクレジットカードの中で、もっとも入会基準が高いとされているのは、ダイナースクラブカードで、通常の入会基準は「原則33才以上、勤続10年以上の役職者または自営10年以上、自家保有」です。次が、銀行系の三井住友VISAゴールドカードやDCゴールドカード、UFJゴールドカードといったところで、「満30歳以上、年収500万円以上、勤続5〜8年以上」が一つの基準です。世界的なステータスカードとして知られるアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの入会基準は、日本国内においても、海外同様3万〜4万ドルに設定されているらしく、前者の銀行系ゴールドカードより入会基準は若干低いようです。
ところで、年収500万円というと、ずば抜けた高所得であるとはいえません。そこで、特に国内銀行系ゴールドカードの入会審査では、安定継続収入が期待できるかどうかが重要視されます。つまり、安定感のある大手企業に勤務する人は入会しやすい一方、年数を経ていない自営の方は審査が厳しくなります。裏を返せば、ステータスの高いゴールドカードは、自営の方にとっては、ビジネスでの信頼面で有利に作用するといえます。
ビジネスで、もっともオススメなのは、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードです。入会基準は銀行系ゴールドカードよりも若干低めながら、ステータスは高いです。そして、カード利用枠に一律の上限がないため、ビジネスでの支出をカード決済にしておけば、利用状況に応じて、利用枠は上限なく上がっていきます。ビジネスをサポートするステータスと各種特典にくわえ、年間200万円以上利用すると、翌年度年会費無料になります。
海外でのステータスカード
国内では、ゴールドカードのステータスが役に立つというケースは必ずしも多くはありません。ところが、一旦、海外に出てしまうと、たとえ日本で大手企業に勤めていたとしても、しょせんは見知らぬ外国人に過ぎません。現地の人々が、実際に金銭面で信頼おける人なのかどうかを判断する上で、重要な指標となるのが実はクレジットカードです。例えば、(ある程度高級な)ホテルやレンタカーなどは、クレジットカードがなければ利用することができません。とくに、カードを高額利用するような高級志向の旅行やビジネスの場合、ステータスのあるクレジットカードが心強い必須アイテムとなることはいうまでもありません。
■海外におけるクレジットカードのステータス
一般カード(海外ではクラシックカードと称されます)の入会基準ですが、これはほとんど基準がないといっても過言ではありません。例えば、UOB(United Oversea Bank)というアジア太平洋に支店網を広げているシンガポールの銀行が発行するクラシックカードは、入会基準に最低年収を設けていません。
全世界に支店網もつHSBCがブラジルで発行しているクラシックカードの入会基準は最低年収3,000ドル
ブラジル発行シティカードのクラシックカードの入会基準も最低年収3,100ドルです。
この程度の入会基準ですから、クラシックカードは、海外では当然ステータスになるはずがありません。カード利用枠も日本人の感覚からすれば、驚くほど低いです。
一方、ゴールドカードの入会基準はというと、
上述のUOB発行のゴールドカード:年収18,000ドル以上
ブラジルHSBCゴールドカード:年収12,000ドル以上
ブラジル発行シティ ゴールドカード:年収15,000ドル以上
ブラジル発行ダイナースクラブカード:年収9,000ドル以上(意外なほど低い!)
ブラジル発行アメリカンエキスプレスグリーン:年収21,000ドル以上
米国発行アメリカンエキスプレスゴールド:年収3万ドル以上
ブラジル発行アメリカンエキスプレスゴールド:年収3万ドル以上
つまり、海外におけるゴールドカードの平均的な入会基準は、ようやく日本人の平均年収に達するかどうかというレベルなのです。
ですから、海外発行ゴールドカードの利用枠は、日本発行の一般カードの利用枠(たとえば、セゾンカードは80万円、三井住友VISAクラシックカードは長年使っていれば100万円超にまでアップ)にも満たないと考えて、まず間違いないでしょう。
海外で信頼を得るには、最低ゴールドカードを所持したいところです。
■海外で威力を発揮するステータスカード
世界で認められる信頼のステータスカードといえば、アメリカン・エキスプレスかダイナースクラブです。その他、世界で名の通った銀行系ゴールドカードということになるでしょう。日本国内で発行されている世界的な銀行系ゴールドカードというと、シティ ゴールドカードかシティ エリートになります。アメリカン・エキスプレスは、提携カードではなく、プロパーカードの方がいいです。海外では、アメックスのプロパーカードは、グリーンカードでも超ゴールド級です。
シティ ゴールドカードやアメリカン・エキスプレスの入会基準は、日本では決して高くはなく、日本国内ではステータス度も低いように見えます。 しかし、これらはゴールドカードの国際的な入会基準を日本にもそのまま適用しているから、低いように見えるのです。ところが、日本国内ではこれらよ りも入会基準が高く設定されている他社ゴールドカードであっても、海外へ出ると、カード発行元が一般的に知られていないため、ステータスも低いという逆転現象が起こったりします。
ちなみに、海外にも多数の支店をもつ、三井住友銀行や東京三菱UFJ銀行などの大手都市銀行ならば、海外でも一定レベル以上の知識層には認知されていますから、三井住友VISAゴールドカードやUFJゴールドカードも、海外での信頼をサポートするステータスカードとしての役目を果たしてくれるのではないかと思います。
ちなみにプラチナカードですが、
ブラジル発行のシティプラチナカード:最低年収56,000ドル
ブラジル発行のHSBCのVISAプラチナカード:最低年収30,000ドル
となっています。世界的にハイクラスなステータスを求めたいという方なら、プラチナカードを目指したいところですね。
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